2010年5月31日月曜日

本の執筆

先週まで、競馬予想ばかりしていたこのブログ。

しかし、もともとこのブログを始めたのは、理系学生がどのような考えを持ちながら、どんな研究生活を送っているかを私の生活を一例として、知ってもらえればと思ったからです。

そこで、今回はその本来の趣旨に立ち返って、研究生活の話を。

今月の初めに、私が修士の頃に研究していた内容を本の1章にしないかというオファーが、ある出版社*よりありました(正確には、私の指導教官であった先生にオファーがきました)。先生は一度断ったそうなのですが、私の希望を聞いて下さり、最終的には引き受けて下さいました。学生のうちに、頼まれて本を書くなんて事は、滅多に出来ない経験です。博士論文の研究にも追われながらも、良い経験だと思い、書くことにしました。

私が行っていた研究は、拍動する心臓の細胞に一定の間隔で光を照射することで、細胞の拍動リズムを制御するというものです。この技術を実際の医療に応用するには、まだまだ多くのステップが必要です。それでも、この技術が、不整脈の治療だけでなく、不整脈の原因の解明にも、役に立ってくれることを期待しています。このような私の思いも、私が本の執筆を引き受けることを後押しした一因です。

今回書く本の1章は、16〜26ページと指定されています。大学を卒業するときに論文を書いた人はご存知でしょうが、量に関してはちょっとした卒論みたいなものです。おそらく、1ヶ月くらいは、かかるのではないかと見ています。英語ですし、他の人の研究についても書きますし、なかなか大変そうです。

今回の本を書き終えれば、折角の機会ですので、本の内容について、分かりやすくブログに書こうかと思っています。って、そんなことしていたら、今年度中に卒業できないかも知れませんね(笑)

* 出版社名、本の詳細は、本が発刊されるまでは、公開を差し控えます。出版物に関して、アイデア起草の段階で、出版社の同意無しには、オープンには出来ませんので。ご理解を。

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