2010年3月19日金曜日

銀座田中塾

昨日、銀座田中塾という会合に参加しました。銀座田中塾は、ジャーナリストとして活躍されている田中良紹さんが、塾長をつとめるセミナーです。田中さんは、現在はTHE JOURNALに「国会探検」と題したブログに、現代の政治情勢・構造の歪みを執筆しておられます。私は、その読者であったことから、銀座田中塾を知り、これに参加しました。

昨日の銀座田中塾でのテーマは、80年代の日本とは何か、でした。田中さんはお話の中では、戦後から80年代に入るまでの日本の生い立ち、特に日本がどのような要因で経済大国へと発展したのか、という内容を皮切りに、80年代日本の奇妙な経済構造−今でもさほど変わりないが−について、詳しく語ってくださいました。特に、総会屋について、ジャーナリストという立場で、過去に田中さんが取材したVTRを教材にして、解説して下さいました。さらに、現代の日本が、政治、経済の面で、80年代から全然変わってないことなども解説下さいました。

今回のセミナーに参加して私なりに理解したことが、二つあります。日本が、明治時代から基本的には何も変わらず、多くの経済と政治との構造の矛盾を抱えたまま現代に至ってしまった、ということです。もうひとつは、日本の成長が冷戦序盤のアメリカの政策に大きく依存しており、本当に日本が力をつけて経済大国にのし上がったのではないということです。これら二つのことから導かれる私の結論は、日本はまだまだ未成熟の国家であるということです。政治と経済に、日本ほど構造的な矛盾をもっている国は、先進国にはないのではないでしょうか。国を根本的に変えて、成熟させていかないと、日本は益々駄目になると思います。

根本的に国を改革する時勢が、近々来ることを願います。世界で日本がこれ以上遅れを取らないために。。

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