2010年1月14日木曜日

研究所と大学

昨年の夏より、僕の指導教官である河田聡教授に倣い、埼玉の理化学研究所と大阪の大阪大学を行ったり来たりしながら、研究を行っています。

研究所での研究生活は、僕にとってこれまでの大学での研究生活と結構違います。違いは、同じ研究室のメンバーのほとんどが自分より経験豊富な研究者であることと、研究所には「工学部」「理学部」などの分け方がないことです。どちらも、まだの学生である僕にとって、研究をする上では非常に良いことです。いろんな知識、経験がある人から多くのことを吸収できる機会が増えるからです。実際に僕は、大学にいる時よりも研究所にいるときの方が、研究がよく進みます。本格的な滞在を1ヶ月しただけで学会発表出来るだけの成果を上げることができました。

僕にとっては、研究所での生活とは違い、大学での生活においても、ちゃんとメリットはあります。公私に渡ってくだらないことを時間を気にせずに話せる仲間がいたことと、研究以外の活動(阪大の場合はサイエンスカフェや学術セミナー・交流会の開催)に熱心な仲間がいたことです。これは、もしかしたら、研究所と大学違いによるものではなく、関西と関東の違いによるのかも知れません。或いは、まだ僕がそういう仲間を研究所で作れていないだけかも知れません。今年は、埼玉でも研究活動以外のことについても語り合える仲間を作って行きたいと思います。

今の生活によって、僕は他の学生の2倍の経験を積んでいるはずです。この経験を無駄にしないように、いろんなことにチャレンジしていきたいですね。

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